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中国、下半期に天宮1号と神舟8号を打ち上げ 初の無人ドッキングテスト実施
2011年 4月 30日9:57 / 提供:新華網日本語=中国通信社

  中国は今年下半期、宇宙モジュール「天宮1号」と宇宙船「神州8号」を打ち上げ、初めての無人ドッキングテストを行う。中国有人宇宙エンジニアリング弁公室の楊利偉副主任が29日、新華社記者の取材に応じて明らかにした。

  楊副主任によると、準備作業は順調に進んでいる。天宮1号の開発、神舟8号と運搬ロケット「長征2F」の改造と開発にかかわる重要技術は、すでにクリアされている。宇宙船のドッキング技術のレベルを高めるため、中国は来年、神舟9号と神舟10号の打ち上げを計画している。

  同副主任は次のように説明した。中国の有人宇宙ステーションプロジェクトが正式にスタートしたのは2010年9月で、プロジェクトは宇宙実験室と宇宙ステーションの二つの段階に分けて実施される。2016年までに宇宙実験室を開発、打ち上げ、宇宙飛行士の中期滞在など宇宙ステーション関連の重要技術の掌握を目指し、一定規模の宇宙応用プロジェクトを進める。2020年までに中核モジュールと実験モジュールを開発、打ち上げ、有人宇宙ステーションを軌道上で組み立て、近地点宇宙ステーション構造体の建造運転技術、近地点宇宙での長期有人飛行に関する技術の掌握を目指し、大規模な宇宙応用プロジェクトを展開する。

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