中国の温家宝首相は現地時間２８日夜、特別機でジャカルタに到着し、インドネシア公式訪問を開始した。

　温首相はジャカルタ?ハリム空港でステートメントを発表し、次のように述べた。両国は友好的隣国で、両国人民の間の友好往来には長い歴史がある。近年、各分野の交流・協力は大きく進展し、両国人民に実益をもたらしている。今回の訪問で両国人民の伝統的な友誼を一段と固め、各分野の互恵協力を深め、国際・地域問題で協調と協力を強め、両国の戦略的パートナーシップを新たな段階に進め、地域および世界の平和、安定、繁栄をはかる。

　温首相は滞在中、ユドヨノ大統領と二国間関係および共に関心を寄せる国際・地域問題などについて突っ込んだ意見交換を行い、また一連の二国間協力文書の調印式に出席する。さらに東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）首脳と会談するほか、中国の政策、地域問題、互恵協力の一層の強化について講演する。

　温首相は同日、マレーシア公式訪問を終えてジャカルタに到着した。マレーシアではナジブ首相と会談し、二国間の協力の一層の拡大と深化、国際・地域問題での協力強化で合意に達した。