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中国の次世代戦闘機「J20」がデビュー
2011年 1月 13日16:32 / 提供:
次世代戦闘機「J20」

 中国の次世代戦闘機「J20」は昨今、四川省で試験飛行した。「新華ネット」が伝えた。

  J20の設計は様々な電子装備や武器使用関連の部品を取り付け、戦略的任務を遂行するほか、長距離の持続的な要撃、長距離空中戦、護衛任務、戦地における攻撃、長距離の戦地監視、電子攻撃、衛星攻撃武器を発射することが可能だ。

 中国の国産戦闘機からすると、レーダーに探知されにくいステルス性能をもつ外観設計の導入は空前の進歩といえる。しかも同機の設計は明らかに高高度超音速飛行を意識したものだ。超音速飛行は、同機の飛行速度が一般の戦闘機や地対空ミサイルよりも速く、空対空ミサイルと誘導ミサイルの射程距離を伸ばし、接近戦においても長時間の電力供給を可能にしたことを意味する。

 体積をみると、J20は米国の戦地爆撃機「FB-22A」の規格と似ている。FB-22Aは専用爆撃機であり、情報収集・監視・偵察能力を備え、1千海里以上の半径内で使用でき、超音速によってターゲットを攻撃する。J20の設計を中国版F-22Aだという意味はまったくない。J20が空中戦用に設計されているのは明らかだ。

 中国国防部外事弁公室の関友飛副主任は同機の試験飛行について説明し、「中国の武器や装備の開発は、いかなる国や特定の目標に向けたものでもない。時期から見てもはっきりした狙いはなく、正常な活動だ」と表明した。  

(編集:章坤良 写真:junshijia)

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