中国国務院（政府）が２４日までに、張勇氏を国務院食品安全委員会弁公室主任（事務局長相当）に任命した。

　設立されたばかりの食品安全委員会は国務院食品安全企画のハイレベル協議・協調機構であり、15の政府部門からなる。同委員会の機能は食品安全情勢を分析し、食品安全活動を研究、統一指導した上に、食品安全監督管理の重要な政策措置を提出し、食品安全監督管理政策の実施状況を監督することにあるという。

　今月上旬、国務院食品安全委員会は第1回全体会議を開催した。国務院食品安全委員会主任に任命された李克強副首相は、「食品の安全は、人民の生活において重要な問題。法整備を強化するとともに、法律による監視・管理の力度を高め、食品の安全性向上に努める。人民の健康を保障し、中国の発展・改革の大局を保護する」とコメントした。

　同委員会は「中華人民共和国食品安全法」の規定によって設立が決定された。粉ミルクへのメラミン混入など、「食の安全」意識が高まるなか、食品安全状況、問題の改善を図る。

（編集：章坤良　写真：新華社）