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李克強副首相、食品安全委員会主任を兼任
2010年 2月 10日17:58 / 提供:
食品安全委員会主任を兼任する李克強副首相(中央)=国務院食品安全委員会第1回会議で

 中国の李克強副首相が国務院(政府)食品安全委員会主任(トップ)を兼任することが10日までに固まった。

 李副首相は9日、北京で行われた国務院食品安全委員会第1回会議で、食品安全に関する監督管理をさらに強化し、食品の安全を根本的に改善する方針を明らかにした。

 李副首相はさらに、「現在、食品安全の面では全体的に落ち着いているが、基本的な部分がまだ弱く、状況は依然として厳しいものだ。また、今年は主に食品添加物や農産品、家畜の食肉処理、物流、飲食業、健康食品などの分野にある問題を中心に、全国で食品安全の正常化に乗り出す予定だ。また、最近起きた粉ミルク事件を厳しく追及し、厳正な処罰をする」と強調した。

 これに先立ち、2010年中国食品安全の整頓会議も開かれた。果敢な措置を講じて食品安全に隠れた不安を徹底的に調査するよう呼びかけられていた。  

 中国の陳竺衛生相は会議で、「中国では、食品安全の整備が全面的に展開されており、一部の効果が表れたものの、依然として不安が存在している。これからは調査に力を入れ、徹底的に責任を追及し、食品安全の不安が国民の健康を脅かす食品安全事故に繋がることを避けるよう努力していく」と語った。

(編集:章坤良 写真:新華社)

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