Home > ニュース > 中国  > メラミン混入の粉ミルク製造の社長ら3人を逮捕、徹底調査へ
メラミン混入の粉ミルク製造の社長ら3人を逮捕、徹底調査へ
2010年 2月 5日18:35 / 提供:

   

 陝西省の公安当局は4日までに、有害物質メラミン混入の粉ミルクを製造販売していたとして、食品会社の社長ら3人を逮捕した。 

 逮捕された社長ら3人は09年9〜10月に10トンのメラミン混入の粉ミルクを購入。自社製造の粉ミルクと混ぜて計32・5トンを製造販売した。 

 一方、 全国食品安全整頓工作弁公室はこのほど、2010年全国食品安全整頓工作ビデオ会議を開いた際、断固たる果断な措置をとり、積極的取り組みで、食品安全の大きな危険要因を徹底的に解明するよう求めた。

 同弁公室主任の陳竺・衛生相は、全国食品安全整頓活動がすでに全面的に展開され、各地は重点・難題を優先させて、隠れた危険の総点検を行い、大型事件・重要事件を取り調べ・処罰すると強調。

 陳衛生相はまた、現在、当局が強い姿勢で臨んでいるにもかかわらず、一部の企業や個人は人民大衆の安全や健康を顧みず、欲に目が眩んで、事件を起こしているという。2009年以来、いくつかの地方が上海のパンダ練乳(コンデンスミルク)、陜西の金橋粉乳、山東の「緑賽爾」純牛乳、遼寧の「五洲大冰棍(アイスキャンデー)」アイスクリーム、河北の「香蕉果園棒冰(バナナ園アイスキャンデー)」など複数の乳製品メラニン基準超過事件を取り調べ・処罰した。これらの事件ではすべて2008年末に廃棄されなかった問題の粉ミルクを原料にして乳製品を生産しており、非常に悪質なものだったと非難した。

 それと同時に、同弁公室は 八つの査察チームを16の省に派遣して、各地が各種の食品違法事件を厳しく取り調べ・処罰するよう督促した。とりわけ事件の背景に行政の落ち度や背任行為がないかはっきり調べ、発見された場合には法律と規律に基づいて、関係指導・責任者の責任を厳しく追及するよう求めた。

(編集:章坤良 漫画:ハン軍強)

関連記事