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京杭大運河の世界文化遺産申請の新階段 スケジュールの編成に(写真)
2008年 10月 4日9:10 / 提供:

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写真説明:改造後の古運河

 東方ネット3日付ニュースによると、20カ国の41人の世界運河名城専門家がこのほど揚州に集まり、第2回世界運河名城博覧会専門家フォーラムに出席し、共同で運河の保護、利用や発展を討論するという。昨年、京杭大運河が中国世界遺産申請リストに入れられ、今年は大運河保護の全体的な計画や申遺スケジュールの編成が必要で、京杭大運河の保護や申請が、実際的な段階に入ったことを意味しているという。 

 京杭大運河は、北は通州、南は杭州まで、北京、天津、河北、山東、江蘇、浙江の6省をつなげ、海河、黄河、淮河、揚子江、銭塘江の五つの水系を貫通し、全長1700km以上で世界最長の人口河で、中国唯一の南北走向の長河であり、長城と並んで中国古代の2大プロジェクトの奇跡である。揚州は唯一、中国古運河共同成長の都市で、歴史的角度からみれば、古運河なければ、揚州古城はなく、古運河の盛衰史、つまり揚州古城の盛衰史といわれている。 

 幾千年も流れてきた古運河は、揚州の独特な歴史社会の資質を育成しただけではなく、古城揚州の大変化の証人とも呼ばれる。1998年から、揚州市は古運河地域の総合的な整備を開始し、川沿いに緑化広場も建設され、運河周辺の歴史的文化遺物も修復され、約百社の企業の移転が完成したという。この10年間、揚州は良い水環境のために30億元以上を投資した。現在、古運河は洪水防止・排水・灌漑・水上交通・エコロジー・文化観光などの機能を一体化した揚州の「母なる河」となり、新たな頁を書き続け、千年も流れている「活きた文物」になるという。                            

(編集:兪静斐)