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全国11例の赤ちゃん腎結石 同じ会社の粉ミルク飲食(写真)
2008年 9月 11日17:02 / 提供:

 

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写真説明:甘粛の腎結石患者が病に苦しめられている  

 南京市児童病院に子供の腎結石病に悩む母親がいた。母親は10日の新聞を見て、周りの入院中の患者か家族に聞くと、同じ病院にも5人の赤ちゃんが同じメーカーの粉ミルクを飲んでいたことがわかった。

 10カ月の赤ちゃんが腎結石

 自分は母乳が出ないので、赤ちゃんに良い粉ミルクを選ぶことが大切である。このため数百元もする名ブランドを選んだ。「歴史のある会社だから、安心できる」と、子供を生んでから、ずっとこの粉ミルクを飲ませてきた。

 9月1日の夜、子供が急に排尿できなくなり、このような症状が4日間も続いた。家族はすぐ1800元かけて、安徽から南京児童病院へ直接にタクシーで運んだ。入院検査で驚いた。娘が腎結石にかかっていたのだ。粉ミルク会社の代理商売担当が見舞いに来た もう一人の女の子も同じ病院にいた。1歳の子供も生まれてからずっと、この粉ミルクを飲んでいた。B超音波検査を受け、両腎に結石があった。最も大きい結石は直径1.4センチもあり、尿道にも結石が出て、ひどい状況だった。詳細な問い合わせによって、少なくとも5人の子供が同じメーカーの粉ミルクを飲んでいたことがあると分かった。代理商に連絡したら、マネージャーが「花束と果物を持って、一度見舞いに来た」ことがあった。別な家族によると、まだ明白な説明はないという。関連部門が調査に乗り出す粉ミルク商代理 当該粉ミリクの代理商に連絡を取ると、「ニュースを聞いて、かなりびっくりした。重く見て、医師にも相談した。医師からは、この粉ミルクが原因かどうか最終的な判断はまだ出ていない」と語った。

 甘粛周辺でも同様の患者が出ている。現在、会社は監督係を発症者のいる地域へ調査に行かせ、「我々も関連部門の調査に協力している」と答えた。医学専門家同じ粉ミルクによる病気かどうか、まだはっきり言えない 南京地区の南医二院も児童患者の多い病院である。同病院小児科主任の甘衛華医師は「まだ、単一な食物による腎結石の児童患者を受け入れたことはない」。近年、腎結石の子供患者がどんどん増え、誘発病因もいろいろなのである。先天性な病、カルシウムの排出不順など、簡単にある粉ミルクを飲んだことを原因とは判断できない。

 陜甘寧地区でも6例の患者 8日、甘粛岷県で14人の赤ちゃんの患者が出たが、西安交通大学付属第一病院によると、ここ2カ月で、陜西、甘粛、寧夏地区で6人の赤ちゃん患者が出た。赤ちゃんのカルシウム摂取に要注意注意すべきことは、一部の保護者たちは子供により多くの栄養が摂取させようと、ビタミン・微量元素・ミネラルなどを多く含む粉ミルクを選択している。実は、これは間違いなのだ。例えば、粉ミルクの優劣はビタミンの量で判断できず、ある栄養物(ビタミンA・D・E・鉄分・亜鉛など)は長期的に摂取し過ぎると、中毒のようになる。このため、国は、赤ちゃんの粉ミルクの調合に厳しい基準を決めている。同じように、保護者が赤ちゃんにカルシウムの多く含まれている妊婦用粉ミルクを飲ませ、赤ちゃんの腎臓に負担をかけてしまう。

(編集:兪静斐)