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中国最高法院、高級法院、報道官を配置
2006年 9月 14日8:30 / 提供:

  最高法院(最高裁)、高級法院(高裁)は報道体制を整備していると、肖揚・中国首席大法官、最高人民法院院長は12日明らかにした。これで、全国の各高裁は報道官を配置し、最高裁が配置している2人の報道官を加えれば、現在、報道官が計65人に達した。

  肖揚・院長は12日、全国人民法院報道宣伝会議で以下のように述べた。報道官配置は報道宣伝を従来の受動式から主動式に、閉鎖式から開放式に転換させる。報道官制度の整備は人民法院(裁判所)の報道宣伝の方式を変化させる。

 人民法院の報道宣伝は人民法院業務の重要な構成で、審判公開制度を具体化し、審判の透明度を増すための重要な内容だ。公開、透明、迅速、正確、全面の原則を堅持し、人民法院の重要な審判情報を自主的に発表し、審判の重大な方針、政策措置を述べ、正確な立場、観点を伝え、社会主義法治の理念を大いに宣伝し、社会主義の正気、時代の精神を高揚し、人民法院の公正な審判に有利な輿論をつくる。 最高人民法院が明らかにしたところによると、報道の主要内容は以下の通り。

 人民法院の司法文書、各種の政策規定、関連する法律、法規、司法政策の執行の状況、進展を含む司法文書、各種の政策規定を紹介する。人民法院の模範の事績、重要な業務、措置を紹介する。外界の人民法院に対する誤解、疑い、歪曲、うわさに対し、権威性のある情報の発表を通じ、疑惑を解明し、事実を明らかにし、うわさを反駁する。ほかの公表の必要のある人民法院の情報も含まれる。

  肖揚・院長はまた、以下のように要求した。最高人民法院、高級人民法院、条件ぞろいの中級人民法院、末端人民法院は報道官を配置し、報道制度を整備し、大局的、重要な題材をめぐり、情報を発表し、輿論を導き、公衆の「知る」権利を保障する。メディアの一部の批判報道に対し、正しい態度で対処し、善意的で、業務の改善にプラスとなる批判、報道である限り、虚心にそれを受け入れ、責任を担い、善意、誠意を持って事実を調べ上げ、理解してもらう。