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最高人民法院 「現段階の死刑廃止に条件整わず」
2006年 3月 13日10:20 / 提供:

  中国の最高裁に当たる中国最高人民法院は11日、「現段階で死刑廃止の条件はまだ整ってはいない」と強調した。

  それによると、中国は発展途上国であり、物質的文明はそれほど発達しておらず、「命には命を以って償う(つぐなう)」など伝統思想が根深く、現段階での死刑廃止は国民の賛同と支持を得ることは不可能であるとされている。

 最高人民法院はまた、「中国は死刑の適用と執行を厳格に制限し、重大な犯罪を犯した極少数の者に対するその適用に留まっている。世界で5割以上の国は死刑制度が存続しているものの、死刑執行の減少と完全な廃止は共通の趨勢でとなっている」とした。

(CRI)