第１０期全国人民代表大会第３回会議が９日午前、人民大会堂で第３回全体会議を開き、全国人民代表大会常務委員会活動報告、最高人民法院事務報告、最高人民検察院事務報告を聴取した。

　呉邦国委員長が全国人民代表大会常務委員会を代表し、立法、監督、代表事務、対外往来、自体建設といった５つの面から１年来の常務委員会の主な事務を重点として説明した。同氏によると、新しい一年で常務委員会は三つの面を重点として推進する。

一、さらに人民代表大会制度を完備、代表の作用を充分に発揮させ、常務委員会制度建設に力を入れる。代表の知る権利を保障、代表議案を着実に処理、代表活動の実効を強化する。

二、さらに立法を押し進め、経済社会発展の全局に関わる重要な法律を重点として推進する。まじめに基本的かつ差し迫った必要な上、条件が成熟した法律を研究、制定し、タイムリーに既存法律を修正し、法律草案の起草・審議の質を高める。

三、監督を強化、改善し、改革・発展・安定の大局に関わる重大な問題を重点として処理する。農業法、水汚染防止・整備法、労働法、安全生産法、弁護士法の執行を検査、経済社会の調和的かつ継続的発展を促し、国家機関の法に基づく機能履行を促進、人民の利益を守る。

　肖揚・最高人民法院院長が０４年最高人民法院の審判およびほかの事務における新たな進展を説明したほかに、４つの面から０５年人民法院の事務重点を報告した。

　賈春旺・最高人民検察院検察長は最高人民検察院事務報告を行った。０４年検察事務の新たな進展を報告したほかに、０５年さらに努力し、改革・発展・安定の大局に立脚点を置き、法律の監督機能を果たし、検察改革を深め、法律監督体制と作業メカニズムを完備、検察を厳しくし、検察陣営の専業化建設を押し進め、人民代表大会、社会各界からの監督を進んで受け入れ、法律監督機能の正確な履行を確保するという。

　 大会議長団常務議長、回り持ちの議長の王兆国氏が会議を主宰。