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経済外交における新常態の二:中国の経済外交ホットワードの総点検
2014年 12月 26日15:45 / 提供:新華網日本語

 【金融協力】

  習近平主席はラテンアメリカを訪問中に、中国は、ブラジル、ロシア、インド、南アフリカと協定を締結し、BRICS開発銀行を設立し、またBRICs諸国の応急的備蓄の手配を打ち立てた。これは世界的範囲内で新興市場国を主とした初の多角的な開発銀行で、BRICS諸国が国際金融アーキテクチャの中でより積極的な影響を発揮する見込みであることを意味している。

  今年10月中国の指導者による提案·推進の下、アジアインフラ投資銀行設立計画の仕事が新らな段階に入った。アジアインフラ投資銀行の設立はアジアを含む多くの発展途上国と新興経済体のインフラ建設のために欠かすことのできない「資金プール」を提供する見通しだ。

   北京でのAPEC非公式首脳会議中、中国は400億ドルを出資してシルクロード基金を設立し、中国の資金的実力を利用して「一帯一路」建設を直接支援してゆくと発表している。

 【巨額な契約書】

  中国の指導者によるこれまでの各回の訪問のうち、ビジネスにおける巨額な契約書は疑いなく経済貿易協力に対する最も明白で、最も直観的な反映だといえる。2014年、李克強総理のこれまでの各回の訪問のうち、商業契約、貸付けや援助などの巨額な契約書が重ね合わさり、関わった金額は1600億ドルを上回る。

  一年にわたり、李克強総理は累計で700億ドルを超える巨額な契約書を欧州から持ち帰り、6月のイギリス訪問中だけで、双方の締結した協定の総金額が300億ドルを上回った。

  総理の「巨額な契約書」のうち、エネルギー、インフラ建設、特に鉄道分野に占める割合がとても高い。鉄道方面における最大金額の協定は、中土集団公司(CCECC)の獲得したナイジェリアの131億ドルの鉄道に関する巨額な契約書で、我が国の対外請負プロジェクトにおける単体での契約金額の最高記録を更新した。また、ケニアのモンバサ-ナイロビ間を結ぶ鉄道、中ロ間の高速鉄道、中泰鉄道の協力協定も注目点となっている。


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