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台湾慰安婦人生特別展が台北で開催
2014年 11月 26日9:59 / 提供:中国国際放送局

  「真心を抱き合うーー台湾慰安婦人生特別展示会」は24日、台北で開かれ、写真、文章、ビデオなどを通して第二次世界大戦中、心身ともに傷つけられた台湾の慰安婦の人生を再現しています。

  第二次世界大戦期間中、日本政府は詐欺、誘拐、強制連行などの手段で中国大陸、台湾、韓国、フィリピンなどの国の女性数十万人を脅迫し日本侵略軍の性的奴隷にさせられました。そのうち、台湾からの慰安婦は2000人を超えていました。

  展示現場で放送したドキュメンタリー映画『阿嬷の秘密』、『アシの歌』は慰安婦の悲惨な人生を描いています。

  主催側の台湾婦女救援基金会は1992年から台湾慰安婦の確認作業に取り組んでいます。調査によれば、慰安婦だった2000人のうち、身分が確認されたのはわずか58人ですが、その中の5人が健在し、平均年齢が90歳だということです。

  台湾婦女救援基金会は1999年から台湾慰安婦を支援し、日本に赴き訴訟を起こし、日本政府に謝罪と賠償を求めました。しかし、20年以上経った今、何の進展もありません。台湾婦女救援基金の責任者である康淑華女史はより多くの日本人にこの歴史的事実を認識してもらうため、中国大陸や韓国の民間団体と努力を続けており、また慰安婦関係の資料などを保存するための慰安婦博物館の設立をも計画していると語っています。

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