【新華社北京10月30日】中国の習近平国家主席は28日、北京の人民大会堂でアフガニスタンのガニ大統領と会談した。習主席は、中国はアフガンとの戦略的協力パートナーシップの発展を重視し、アフガンの平穏な移行と平和再建を支持すると強調した。

   習主席はガニ氏の大統領就任に祝意を表し、中国を最初の公式訪問先としたこととアフガン地域協力に関するイスタンブール・プロセス北京外相会合の開幕式出席に歓迎を表明すると共に、中国はアフガンの国家独立、主権、領土保全の維持を支持し、「アフガン人主導、アフガン人のものの」平和和解プロセスを支持すると強調した。

   習主席はまた次のように表明した。アフガンの平和再建支援を強化し、アフガンの経済・社会発展計画の策定、各種人材の養成、農業、水力発電、インフラ建設を支援し、アイナク銅鉱山とアム川盆地油田事業の実質的進展を促し、現地の経済発展と民生改善をはかる。アフガンにある中国の機関と人員の安全を守る措置を引き続きとることを希望する。両国は法執行・安全協力を強化し、「三つの勢力」（テロ、分離、過激勢力）と麻薬犯罪を共同で取り締まらなければならない。来年は国交樹立60周年であり、両国の友好協力年で、人文（人と文化）交流を拡大し、相互理解と友誼を増進しなければならない。

   習主席はさらにアフガンの地域協力参加を支持するとし、シルクロード経済ベルト構築参加を歓迎すると述べた。