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特別取材:「私は今後の独中経済協力の見通しに対し自信に満ち溢れている」――ドイツ財界アジア太平洋委員会のリエンハルト会長を取材
2014年 10月 11日9:29 / 提供:新華網日本語

  【新華社ベルリン10月10日】ドイツ財界アジア太平洋委員会会長で、フォイト·グループの社長兼CEOのフベルト·リエンハルト氏は8日、新華社記者の取材に応じた際、中国政府の改革措置は独中の今後の協力のために新たな活力を注ぎ込む見込みで、リエンハルト氏は両国の経済協力の見通しに対し自信に満ち溢れていると語った。

  「ここ数年、独中貿易の急速な発展は人々の注目を浴びています。これはかなりの程度で両国の貿易構造の相互補完性や両国間が築いてきた安定した相互信頼関係のおかげです。」とリエンハルト氏は当面の中独貿易関係と協力について評価した際このように語った。

  彼にしてみれば、独中両国政府の指導者が二国間の貿易関係強化の方面で偉大なビジョンと決意を明らかに示し、またそのために大きな努力を行ったのだ。両国の上層部の頻繁な相互訪問、交流、及び対話がこの点を充分に証明している。それ以外にも、双方が広範なテーマについて築き上げた数十の対話のプラットフォームも両国の安定·相互信頼関係を大いに促進した。

  今のところ、ますます多くの中国企業や投資家がまなざしを海外へ向け、ドイツなどの欧州諸国での直接投資を拡大している。これに対し、リエンハルト氏は、「ドイツ企業がアジアや中国に根を下ろすのを私たちが望むのと同じように、私たちはアジアの投資家がドイツに来るのをずっと歓迎しています。」と語っている。

  リエンハルト氏は、独中間の二国間貿易や投資が、両国経済の繁栄促進に対し重要な役割を備えている。両国は互いに市場の開放を保証し、貿易の差別や障壁をなくすことが必要で、中独パートナーシップもこれにより一層強固になるものと考えている。

  両国の今後の協力の見通しを展望して、リエンハルト氏は、ドイツはイノベーションや研究開発などの方面で優勢を備え、また中国は世界で最も重要な市場の一つで、同時に技術開発方面での突破を求めており、独中両国は新たな協力のチャンスを多く有していると語った。

  このほかに、エンハルト氏も独中両国の職業教育やトレーニング方面での協力がたいへん将来性があるものとみている。エンハルト氏は「ここ数年職業教育は中国政府のこれまでにない重視を得ています。『ドイツ製』が奮い立つプロセスの中で功績の大きなドイツの双元制職業教育システムが、中国の職業教育の発展や『中国製』のアップグレードおよび中国経済のモデル転換を推進する方面で、より積極的な役割を発揮することができるよう望んでいます。」と語っている。

  エンハルト氏は間もなく開催する第6回中欧フォーラムハンブルクサミット(Hamburg Summit: China meets Europe)で、独中両国の政府や商業界の関係者がより多くの交流を行い、より多くの措置をいかに打ち出して双方の協力を強化するか、及び協力中に直面する挑戦にいかに対応するかを共に探求することができるよう期待している。

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