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中独協力の「新常態」を強固に――李克強総理の欧州への旅シリーズ評論その一
2014年 10月 11日9:29 / 提供:新華網日本語

  【新華社ベルリン 10月10日】10月9日、中国国務院の李克強総理はドイツへの公式訪問を開始し、またドイツのメルケル首相と第三ラウンドの中独政府間協議を共同で主宰する。

  ドイツは李克強総理の今回の欧州行きの最初の訪問先にあたる。今年3月の習近平国家主席のドイツ訪問と7月のメルケル首相の中国訪問後に続き、李克強総理の今回の訪問では中独の全方位的戦略パートナーシップに新たに位置付けられた「新楽章」が奏でられる見通しだ。

  中独の協力とは、二つの偉大な民族の相互学習で、東方と西方という二大経済奇跡の創造者間における相互尊重·支持であり、世界の異なる文化、異なる価値観の国との間の付き合いに対しても模範的な役割を果たしている。世論は、今回の訪問が中独のより高いレベルの協力の序幕を開き、中独協力における相互交流·相互融合、革新の共同での作り出し、手を携えての前進という「新常態(ニューノーマル)」を強固するとみなしている

  ―新常態は、メカニズム化の建設により双方の誠実な交流、相互尊重·相互信頼を促進すること。

  政府間協議、戦略対話、法治国家対話……現在、中独政府間の経常的対話協力メカニズム60余りが双方のスムーズで率直·誠実な交流のために構造的な保障を提供している。

  ―新常態は、多次元的な実務協力により相互交流·相互融合、互恵相補を実現すること。

  「中国市場」は「ドイツの技術」にチャンスをもたらし、「ドイツの品質」は「中国スピード」の飛躍実現を後押しし、現在成長しつつある「中国製」と成熟し信頼性の高い「ドイツ製」という絶妙な取合わせが一堂に会することは、疑いなく中独の経済社会の発展を極めて大きく促進させ、庶民生活に堅実なメリットをもたらし、また中欧ないしは世界経済に巨大な成長空間をも創造する見通しだ。

  ―新常態は、開放·革新を原動力として中国と欧州の協力、中国と西側の交流をリードすること。

  今回の政府間協議は「中独の革新的なパートナーシップ」をテーマとしている。「パートナーシップの革新」は中独の全方位的戦略パートナーシップの最も重要な内容の一つであり、中独双方が実務協力を広げ、深化する強固な基盤でもある。「パートナーシップの革新」は中独関係をリードして、より突っ込んで発展し、中独関係の精確な擦り合わせと深い突き合わせという新たな段階に入るように推し進め、また中欧関係の発展のために健全な新しい原動力を注ぎ込んでいる。

  ―新常態は、手を携えて共に進み、国際秩序が一層公正で合理的な方向へ向かって発展するのを共同で後押しすること。

  中独両国はそれぞれの地域でその一挙手一投足が全局面を左右している大国で、地域や世界の安定を守る重要なパワーだ。習近平主席が今年3月ドイツを訪問した際、双方は既設の戦略対話を外交と安全の戦略対話へ拡大することを決定している。

  ウクライナ情勢からイラン核交渉まで、気候変動への対処からエネルギーと食糧安全の保障まで、20カ国グループ(G20)からアジア欧州会合·首脳会議まで、中独は二国間、多国間の枠組みの中で外交や安全分野での戦略的協力を絶えず深めており、中独は手を携えて国際外交舞台で日益しに上昇するパワーとなっている。


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