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罪滅ぼしのため―東日本旅客鉄道労働組合が中国で19校の希望小学校を建設援助
2014年 9月 29日13:36 / 提供:

 【新華社沈陽9月17日】9月16日、遼寧省撫順で平頂山惨案(日本では平頂山事件と称する)82周年公祭大会を行った。公祭に参加した日本友好団体である東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組と略称する)の責任者は、中国で19校の希望小学校を建設援助を実施すると示した。

 「私は82年前に日本軍が起こした平頂山事件(平頂山惨案)の遭難者と遺族に心より謝罪し、遭難者に謹んで哀悼の意を表する。」東日本旅客鉄道労働組合の斎藤弘敦事務局次長は挨拶の中でこう述べた。

 斎藤弘敦事務局次長によると、彼は1993年に初めて平頂山惨案記念館を訪ね、歴史の現場で実際に歴史の事実を知ることができた。その時からの21年間、東日本旅客鉄道労働組合は2500人以上のメンバーと家族を組織し、平頂山惨案記念館を見学した。

 斎藤弘敦事務局次長は、次のように述べた。「罪を償うため貢献をしたい。」「私たちは中国の農村部の子供たちのために、19校の小学校を建設援助を実施することを決定した。2年間の努力を経て、私たちは建設に必要な資金を集めることができた。私たちは行動を通じて、世々代々平和友好の願いを伝えたい」。

 現在の日本の内外政策に話しが触れたとき、斎藤弘敦事務局次長が安倍首相の行為は二度と戦争を起らないとの誓約を基礎とした平和憲法を形骸化させているが、東日本旅客鉄道労働組合は日本が戦前のような危険な状態に戻ることに反対すると表明した。また「世界平和のため、全力を尽くす」と述べた。

 公祭大会で、東日本旅客鉄道労働組合代表者の50人余は、平頂山惨案の遭難者に黙祷して、現場で「平頂山惨案が中国人にもたらした苦しみと傷を忘れず、歴史の事実を尊重し、侵略戦争に反対し、中日友好と世界平和を守る」と書かれたプラカードを掲げた。(翻訳・編集/呉寒氷)

(新華網日本語)

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