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李克強総理、米下院代表団と会見
2014年 8月 19日9:12 / 提供:新華網日本語

  【新華社北京8月18日】中国の李克強総理は16日午前、北京の人民大会堂で米下院運輸経済基盤委員会のシュスター委員長の率いる米議員代表団と会見、意見を交換した。  

  シュスター委員長は先ごろ雲南省の魯甸で起きた地震で多くの死傷者が出たことに哀悼と見舞いの意を表した。総理はそれに感謝し、中国は被災地の住民を支援し、美しい古里を再建する能力を持っていると強調した。  

  総理は次のように表明した。中国と米国は世界最大の発展途上国と先進国で、両国の協力は相互補完性が強く、前途は洋々としている。複雑で大きな変化をみせている国際情勢に対応するためには、両国が足並みをそろえ、政府·議会·政党の交流とインタラクション(互いに好ましい影響を与えること)を強化、互恵の実務協力を深め、国際·地域問題や世界的試練に対応、互いに尊重、合意を目指す精神に沿って意見の食い違いを適切に処理し、両国関係の健全で安定した発展を促していかなければならない。  

  さらに次のように指摘した。改革開放が始まってから中国のインフラ整備は大きな成果を収めているが、東部と西部の格差は依然としてかなり大きい。中部と西部のインフラは依然として整備が遅れているが、発展の要請と潜在力は非常に大きい。中国は中部と西部のインフラ整備を強化すると同時に、高速鉄道や高速道路などの先進的技術と装備の海外進出を促していく。これは対外開放を拡大する措置でもある。米国が中国のインフラのバージョンアップと更新に積極的に参加し、協力を通じて互恵とウィンウィンを実現することを望んでいる。  

  また次のように強調した。中国は隣国と友好的に付き合い、信用を大切にし、隣国との友好を修復することを提唱し、平和的国際環境と安定した周辺環境を整えるため努力している。既存の国際システムの擁護者、貢献者として、我々は今後も自国の発展レベルにふさわしい国際的責任を果たし、各国と共に世界の平和を守り、共同発展を促していく。  

  委員長は次のように表明した。米国と中国は世界最大の二つの経済体で、両国関係は非常に重要だ。米国は中国が国際·地域問題においてより大きな役割を果たすのを歓迎しており、中国側との相互理解と信頼を深め、互恵の協力を拡大して、試練に共同で対応していきたい。在席の議員たちも中国を全面的に理解し、米中関係発展のため積極的な役割を果たすことを望んでいる。   総理は中国の経済情勢、中米協力、共に関心を寄せる国際·地域問題について議員たちの質問に答えた。   米議員代表団は外交学会に招かれて訪中したもので、近年訪中した米議員代表団の中でも規模が最も大きい代表団の一つだ。

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