中国の習近平国家主席が30日、トルコの大統領と共に北京で行われている中国トルコ経済貿易フォーラムに出席した。

　挨拶に立った習近平主席は「中国とトルコはユーラシア大陸の東西にあり、それぞれ古代シルクロードの起点と終点である。両国は人類文明の交流と繁栄のために重要な貢献をした。今日、中国人民は『2つの100年』という目標の実現に取組んでいる。トルコも建国百年計画を立てた。両国のそれぞれの発展には、自らの努力が必要だし、国際協力も欠かない。私とエルドアン大統領は、相互尊重と協力·ウィンウィンに基づいて中国·トルコ戦略協力関係を更に発展させ、両国と両国国民に幸せをもたらしていくことで見解の一致を見た」と述べた。

　また、習主席は以下の分野における両国関係の発展推進を強調した。一、両国の副首相クラスの政府間協力委員会システムの役割を生かし、両国の政治や、経済貿易、安全、文化、人的など各分野の協力を協調させていくこと。二、高速鉄道と新エネルギーでの協力に力を入れていくこと。三、宇宙飛行、金融と投資という3つの分野での協力をさらに推進していくということだ。

　これに対して、エルドアン大統領は「ここ数年来、トルコと中国の経済貿易関係は急速に発展し、経済貿易協力はすでに双方の戦略協力関係の重要な推進力となった。トルコは中国の「一帯一路」の構想とシルクロード基金を支持し、積極的に関連の協力に参加したい」と語った。