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国防省「中日海空連絡メカニズムは誤判断を防ぐ」
2015年 6月 26日13:34 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 中国国防省の楊宇軍報道官が25日、国防省で行われた定例記者会見で、「中日防衛当局による海空連絡メカニズムは、誤判断により引き起こされる恐れがある海上と空域での不測事態を回避し、両国の安全保障上の相互信頼の増進につながる」と話した。

 楊宇軍報道官は席上、「中日海空連絡メカニズムが近く調印される」という日本側の報道の信憑性について、記者から確認を求められた。

 それに対して、楊報道官は「中日防衛当局による海空連絡メカニズムは、両国および両国防衛当局の指導者が合意した共通認識だ」と強調した。その上、「周知の原因で、当該メカニズムの関連作業がしばらくの間停滞していた。去年末、双方は中日関係の対処と改善に向けた四原則の基本合意に達した後、当該メカニズムの関連問題をめぐり協議を再開した」と話した。

 楊報道官は19日、中日両国の防衛当局が北京で第5回専門家作業グループ協議を開催したことを紹介した上で、「双方は関連する技術的な問題をめぐって更なる協議を実施し、その一部について共通認識に達し、当該メカニズムの運用開始に向けた関連準備作業の加速に合意した。今後も引き続き関連問題をめぐって協議を続けていく」と話した。

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