ワシントンを訪問している中国の朱光耀財務次官は現地時間の17日、「両国は今月か、あるいは来月に2国間投資協定（BIT）交渉のネガティブリストの交換を行う見通しだ。両国はオバマ大統領の任期中に交渉が終了することを期待している」と明らかにした。

  朱財務次官がアメリカのシンクタンクで行った講演によると、9回にわたる実質的な交渉を経て、中米間では既に投資協定の内容をめぐる交渉が完了した。両首脳の合意に基づいて2015年の早いうちにネガティブリストを交換する予定だということだ。

  中国政府が設立を提唱しているアジアインフラ投資銀行（AIIB）への参加を表明する国が増えるにつれ、アメリカのAIIBへの注目度も高まりつつあります。これについて、朱外務次官は「AIIBは世界銀行とアジア開発銀行とは『相互補完の関係』にあり、それらに取って代わるわけではない」と強調した。