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外務省「日本の釣魚島関連の証拠収集はムダ」
2015年 4月 9日9:24 / 提供:中国国際放送局

 日本が「歴史的資料」を収集し、釣魚島を盗み取ろうとしている行為に対し、中国外務省の華春瑩報道官は8日、北京で「日本は色々苦心して資料などから自分に都合の良い部分だけを断片的に引用してはいるが、釣魚島が中国に属するという重要な事実を変えることはできない」とした上で、日本に対し策におぼれないよう「注意」した。

 日本の山谷えり子領土問題担当相は7日、「日本政府は第2次世界大戦以前に日本がすでに『尖閣諸島(中国名「釣魚島」)』を統治していたとする資料500件を収集した」と話し、関連の島が日本の固有の領土であるという情報を国内外に伝えようとしている。

 これに対し、華報道官は「釣魚島と周辺の島は古来より中国の固有の領土であり、これに関する歴史的資料は数え切れない」と述べた。

 3月16日、日本外務省はそのホームページに「中国が1969年に出版した地図の中にこの島を『尖閣諸島(中国名「釣魚島」)』と注記しているものがある」と公表した。これについて日本メディアは「これは中国側が『尖閣諸島(中国名「釣魚島」)』が日本に属することを認めた証拠だ」とした。これに対し、外務省の洪磊報道官は「この地図は『中華人民共和国省別地図』の福建省と台湾省の地図であり、福建省と台湾省の境目を明確にするためにこの地図では福建省北部、台湾省南部、釣魚島とその周辺の島などといった3カ所の地域を拡大表記したものだ。これは釣魚島が中国の領土の一部であることをはっきりと証明している」とした上で、「この地図は2つの問題に回答を出している。1つ目は釣魚島が中国の領土であり、具体的に言えば中国台湾省に属することで、2つ目は日本が台湾省および釣魚島を侵略し占領した歴史的事実を反映しているということだ」と指摘した。

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