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「一帯一路」戦略、60カ国が参与
2015年 1月 24日16:23 / 提供:チャイナネット

  習近平国家主席は2013年9月に中央アジア·東南アジアなどの諸国を歴訪した際に、「シルクロード経済ベルト」と「海上シルクロード」の共同建設という戦略的構想を打ち出した。その後、「一帯一路」は中国の対外開放の新戦略の重要な部分と認識された。

権威ある消息筋によると、「一帯一路」の全体枠組みには、陸上の権益と海上の権益の建設、交通施設やインフラの建設などが含まれ、相互に接続するアジアの経済体制を形成することになる。政策の交流、設備の相互接続、スムーズな貿易、資金の融通、民間交流などが協力の重点となる。

 中国を含む「一帯一路」の沿線国のうち、すでに約60国が支持を表明しており、ASEAN、EU、アラブ連盟などの多くの国際機関から支持されている。また中国はカザフスタン、カタールなどの各国と提携覚書に調印している。

 「一帯一路」の一連の重大プロジェクトがすでに進展を実現し、早くも成果を手にしている。東南アジアには、鉄道、道路、港湾、電力網、石油·天然ガスパイプラインなどがある。これには中国とミャンマーを結ぶ鉄道、道路、チャウピュ港·特区、シアヌーク港·開発区、中国とラオスとタイを結ぶ鉄道、インドネシアの港湾·開発区、タイのラヨーン工業団地が含まれる。中央アジアには、中国とキルギスタンとウズベキスタンを結ぶ鉄道、中国とタジキスタンを結ぶ道路の2期工事、中央アジア天然ガスパイプラインC·D線がある。北東アジアには中露天然ガスパイプライン東線·西線プロジェクトがある。南アジアには中国とパキスタンを結ぶ道路、原発、工業団地などがある。

 上述した権威ある消息筋によると、他にもアフリカ東部、アフリカ北部、中東欧にもプロジェクトがあり、南太平洋のプロジェクトも計画中だ。「一帯一路」は中央アジア、西アジア、ロシアの石油ガス資源および戦略ルートの協力を実現する。中国はウズベキスタンとの、中国―中央アジア天然ガスパイプラインD線の建設·運営企業間の協定に関する交渉を加速し、中国―カザフスタン原油パイプラインの改築·拡張工事の建設を推進する。

 その他のエネルギープロジェクトに関して、ロシアは2018年に、現在建設中の中露天然ガスパイプライン東線を通じて中国にガスを提供する。トルクメニスタンのガス田開発プロジェクトを開始し、2016年までに生産能力の建設を完了する。中露ヤマルLNG共同プロジェクトを開始し、2016年の生産を目指す。またカザフスタンのガス田の開発、カシャガン油田の開発などを推進する。


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