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中孝介北京でコンサート、ファン600人の大合唱
2014年 6月 18日9:45 / 提供:中国国際放送局

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 日本人歌手・中孝介の北京コンサートが16日夜、ライブハウス「TANGO」で開かれた。600人のファンを前に、1時間半あまりに渡り、故郷奄美大島の民謡「糸繰り節」や、高校時代の思い出が込められている曲の弾き語り、オリジナルソングなどを熱唱した。更に、中国の人気歌謡曲の日本語でのリメークや中国語でのカバーも多く歌い、開演30分ほどで会場内は大合唱が始まるなど大盛況だった。

 ラストナンバーとして「チベット高原」を歌いましたが、鳴りやまぬ大拍手の中でアンコールに応え更に2曲を熱唱しました。フィナーレは中国人ファンに良く知られるデビュー曲「それぞれに」。この曲で会場は大合唱に包まれ、中さんは笑顔で「また必ず戻ります」と手を振りながらステージを降った。

 コンサートでの中さんの挨拶は、自力で中国語。ユーモアを交えた応答ぶりに時折、観客から拍手と笑いが沸き起こった。

 当日会場を訪れたファンから一体感のあるステージは高く評価された。「素朴だが、たいへん感情のこもった歌い方が心に染みる」、「中日の政治関係はこじれたままだが、だからこそ、中孝介さんのような歌手の方たちにもっともっと歌を通して交流を進めてほしい」などの感想があった。

 奄美大島出身の中孝介さんは中国では「島唄王子」として知られています。台湾の映画『海角七号(君思う、国境の南)』の挿入歌「それぞれに」を皮切りに、中国の流行歌のリメークアルバムや、中国人のファンにも良く知られ歌われているオリジナル曲を多数リリースしている。

 ステージ終了後、中さんは「中国ツアーのために、上海人の友達から中国語をレクチャしてもらったが、果たして伝わったかどうか」と不安そうな顔をしながらも、「中国に来る度にファンが増えているようで、とても嬉しい」と笑顔で答えた。