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ジョン・ウー監督「THE CROSSING」は女性が主役
2014年 4月 17日17:28 / 提供:新華網日本語

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 2014年4月16日、開幕した第4回北京国際映画祭で、ジョン・ウー(呉宇森)監督の最新作「THE CROSSING」(中国語タイトル:太平輪)のクランクアップ発表会が行われた。

 “中国版タイタニック”と呼ばれる大型客船・太平輪号の沈没を描く映画「THE CROSSING」。1949年1月27日、上海から台湾に向かっていた太平輪号が貨物船と衝突。乗員・乗客932人が犠牲となり、近現代の中国で最大の海難事故をベースにしている。ストーリーの中心となるのが3組のカップル。ホアン・シャオミン(黄暁明)演じる国民党将校と韓国の女優ソン・ヘギョが演じる上海の富豪令嬢、金城武が演じる日本軍の台湾人軍医と長澤まさみの日本人女性、そして俳優トン・ダーウェイ([イ冬]大為)の通信兵とチャン・ツィイー(章子怡)が演じる中国人女性という取り合わせだ。

 男の友情や戦いを描く作品で知られるジョン・ウー監督だが、今回の「THE CROSSING」は女性が主役。「自分はチャレンジすることが大好き。女性を描く作品も撮れるというのを証明したかった」と語っている。また、米映画「タイタニック」の“東洋版”と言われることについて、これを否定。「タイタニック」が船上で起こった出来事を描くのに対し、「THE CROSSING」では戦乱や愛情の葛藤を主軸に描いているという。

 ウー監督の作品と言えば、必ず登場するのが平和のシンボルの白いハト。発表された映画のイメージポスターにも、太平輪号をバックに2羽の白ハトの姿がある。「今回はハトなし」と公言してきたウー監督だが、「考えているうちに、やっぱり放つことにした」と、白ハト出演について語っていた。

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