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アン・リー監督の次男俳優が台湾映画デビュー、最大の難関は「中国語」
2014年 4月 3日10:01 / 提供:新華網日本語

  2014年3月31日、中国台湾のアン・リー(李安)監督の次男で俳優のメイソン・リー(李淳)が、初めて台湾映画に出演する。

 米アカデミー賞で監督賞を2回受賞するなど、中国を代表する巨匠として知られるアン・リー監督。23歳の次男メイソン・リーは俳優活動をしているが、映画「風中家族」で初めて台湾映画に出演することになった。

 31日、「風中家族」の製作発表会にメイソン・リーをはじめ、主演俳優トニー・ヤン(楊祐寧)、ジョージ・フー(胡宇威)らが出席した。「風中家族」の舞台は第2次世界大戦直後の台湾で、トニー・ヤンが演じるのは、妻子を残して台湾へやって来た国民党の将校役。その養子役をメイソン・リーが演じる。

 アメリカ出身のメイソンだが、すでに1年にわたって台湾に滞在。当初は中国語がまったく話せなかったが「小学生入学レベル」までになったとか。父親のリー監督と電話で話す時に中国語を披露すると、「とても喜んでいるのが分かる」という。

 第43回ベルリン国際映画祭でグランプリを受賞したリー監督の「ウェディング・バンケット」では、メイソンは2歳の子役として出演。その後、16歳で俳優を志し、当初は父親の猛反対に遭ったが、現在は応援してくれているという。21歳で俳優デビューし、2012年の米映画「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」に出演。昨年はリュック・ベッソン監督の最新作「Lucy」の台湾ロケに出演者として姿を見せていた。