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漫画・アニメ大型イベントにファン殺到 仮病で会社休む人も=香港
2014年 3月 18日13:29 / 提供:人民網日本語版

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 年に一度の日本の漫画?アニメ大型イベント「C3 in HongKong 2014(C3日本漫画アニメ博覧会)」が14日から16日まで香港コンベンションセンターで開催された。日本の漫画・アニメ・ゲーム文化を「本場オリジナル」そのままに紹介することを売りにした同イベントでは、会場限定オリジナル商品が販売されることもあって、多くのファンが押し寄せ、長い列を作った。会場がオープンすると同時に、ファンはすさまじい勢いで各限定品フィギュア売り場へと向かい、その行列は瞬く間にいくつもの売り場をまたぐほど長くなった。また、記者を見ると、手で顔を隠し、必死にカメラから逃れようとする人もいた。どうやら、超プレミア限定フィギュアを手に入れるため、仮病で会社を休んで来場した人も少なくないようだ。香港紙「文匯報」の報道を引用して、中国新聞網が伝えた。  

 ■出展企業は過去最多。「初音ミク等身大フィギュア」が人気  

 第4回「C3 in HongKong 2014」は16日に閉幕した。今回出展した企業は過去最多で、会場の広さも過去最大となった。コスプレイヤーやメインステージの催しもののほか、会場限定商品の売り場でも激しい争奪戦が繰り広げられた。そのうち、最も注目されたのは、「初音ミク ヴィネッティアムキュート プライズフィギュア」、「初音ミク等身大フィギュア」と、「進撃の巨人」の各キャラクターの会場限定フィギュアだった。販売価格は300元(約4935円)。  

 漫画?アニメファンが会場に怒涛のごとく入場してから、1分もたたないうちに、列はいくつもの売り場にまたがるほど長くなった。一番最初に商品を購入した林さんは、「初音ミク」と「進撃の巨人」のフィギュアを購入した。林さんによると、これらの商品を購入したのは自分のコレクションのためで、市場ではすでに300元のフィギュアが700元(約1万1543円)に値上がりしているという。そのため、年休を使って事前に会社の休みを取り、3時間前から並んで購入した。「毎月、1000元(約1万6450円)ほどを漫画?アニメ関連商品に使っており、家には1000個以上のフィギュアがある。部屋は漫画?アニメ関連グッズで埋まっており、人一人分の空間しか残っていない」と林さん。  

 年休を取って正々堂々とお目当ての商品を購入し、カメラに映ることも厭わない林さんのような人のほかに、列の中にはカメラに写ることを嫌がり、必死で避けようとする人も少なくなかった。超プレミア限定フィギュアを購入するため、仮病で会社を休んで来たものの、上司にばれるのを恐れるファンも少なくないようだった。列の先頭に並んでいた匿名ファンは、「各売り場で販売される限定商品を購入するつもり」として、「フィギュアの作りが精巧な上、日本でも手に入らない商品もある。それに価格も良心的。仮病が会社にばれるリスクを負ってでも、会場に来て商品を手に入れたいと思った」と語った。  

 ■会場限定商品の透明仕様のガンダム?プラモデルが注目を浴びる  

 各会場の限定商品は、ファンにとっては絶対に手に入れたい垂涎のアイテムだ。中でも、バンダイの商品ラインナップは非常に充実していた。特に同イベント会場限定商品のRG 1/144 ZGMF-X20A ストライクフリーダムガンダムの透明仕様のプラモデルには注目が集まった。このほか、会場には新しいガンダムの対戦型アーケードゲームが用意され、その場で試すこともできた。会場内にはこのほか、ウルトラマンや怪獣、ガンダムなどの巨大フィギュアも置かれ、多くの人々が記念撮影していた。

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