張芸謀監督を育てた親と呼ばれる呉天明氏が死去、75歳
2014年 3月 5日17:40 / 提供:
中国の第4世代監督で、張芸謀監督を育てた親と呼ばれる呉天明監督が4日、心筋梗塞のため北京の自宅で死去した。75歳だった。京華時報などが報じた。
東京国際映画祭でグランプリを受賞した「古井戸」、同映画祭での監督賞はじめ各国の映画賞を総なめにした「變臉 この櫂に手をそえて」などで知られる。
1939年に陝西省で生まれ、1960年に西安電影製片廠に入社し、俳優および映画製作者としての人生をスタート。1979年の「生活的顫音」が監督デビュー作となった。1987年の映画「古井戸」では主演俳優として、中国映画界の巨匠張芸謀監督を起用。張監督をはじめ、陳凱歌、田壮壮ら中国第5世代の監督を育てた貢献者としても知られる。
東京国際映画祭でグランプリを受賞した「古井戸」
(編集z 写真:正定網)
関連記事
- 岩井俊二監督「心も50歳なら、青春映画は作れない」
- 張芸謀監督の最新作・中国で初の4K映画『帰来』の観影イベントが開催
- チャン・イーモウ監督「アン・リー監督のような業績は自分は無理」
- 映画「帰来」の発表会 張芸謀監督が主演役者の演技絶賛
- ジョン・ウー監督「THE CROSSING」は女性が主役
- アン・リー監督の次男俳優が台湾映画デビュー、最大の難関は「中国語」
- 「万里の長城」ミステリーを映画化、チャン イーモウ監督とチャン ツィイー起用か
- アカデミー賞を逃した王家衛監督、「香港代表」でノミネートに誇り
- 2015年春晩の監督に張芸謀監督が有力候補
- 中国芸能界「2013年10大ニュース」 チャン イーモウ監督の隠し子騒動が1位