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アカデミー賞を逃した王家衛監督、「香港代表」でノミネートに誇り
2014年 3月 4日13:44 / 提供:新華網日本語

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 2014年3月3日、第86回アカデミー賞の授賞式に、中国香港映画「グランド・マスター」のウォン?カーウァイ(王家衛)監督が出席した。惜しくも受賞は逃したが、「香港代表」の心意気で出席したことを語っている。  

 今回のアカデミー賞では、映画「グランド?マスター」が当初は外国語部門賞の候補作になっていたが、最終的にはノミネート作品9本の中には選ばれず。しかし、撮影賞および衣装デザイン賞の2部門でノミネートされた。中国語映画としては、今回のアカデミー賞でノミネートされた唯一の作品となった。  

 今回、撮影賞に選ばれたのは「ゼロ・グラビティ」、衣装デザイン賞は「華麗なるギャッツビー」で、「グランド・マスター」は無冠に終わった。しかしウォン監督は今回のアカデミー賞について、「優秀な映画人が集まる場所に招かれたのは、自分の作品が認められたことの証し。やり抜いたという思いはあるし、中国語映画として種をまく役割は果たせたと思う」と、満足感を語っている。  

 衣装デザイン賞にノミネートされたウィリアム?チョン(張叔平)はウォン監督の盟友として、監督作品に 欠かせない存在。人気作の「恋する惑星」「天使の涙」をはじめ、「花様年華」ではマギー?チャン(張曼玉)のまとった数々のチャイナドレスが観客を魅了した。ウォン監督はウィリアム・チョンについて、「今回はかなわなかったが、いつか必ず受賞する日がくる」と語っている。  

 今回の授賞式には、香港映画監督会のバッジを胸につけて登場した。これについてウォン監督は、「今日は香港映画を代表してやって来た」と、香港への愛と誇りを語っている。

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