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中国人科学者、超ハード・超安定的な金属調製法を開発
2013年 10月 22日13:17 / 提供:新華網日本語

 中国人の科学者が17日に、米国の科学誌『サイエンス』上に、工程が簡単で、制御性の強い加工技術を開発し、それにより調製された金属材料が超高硬度と熱安定性の両方を兼ね備えていると報告した。研究者は、この技術がナノ組織金属材料の調製プロセスにおいて、普遍的に存在する硬度と安定性の同時向上が不可能な難題を解決し、重要な工業的応用価値を備えた指摘した。

 このような加工技術は表面機械研磨処理と呼ばれ、中国科学院金属研究所瀋陽材料科学国家聯合実験室により研究?開発された。実験の中で、研究者はニッケルを選んで加工し、その結果として小傾角粒界で、 厚さ平均20ナノメートルのNanolaminated Structure(ナノの層構成)を獲得し、その硬度は6.4GPa(ギガパスカル)に達し、

 結晶粒粗大化が発生した温度は以前に加工したニッケル材料より少なくとも40ケルビン高く、硬度から熱安定性までいずれもそれ以前の加工技術の限界を突破したという。

 同期の『サイエンス』誌で「観点」コラムの文章を共に発表され、盧柯実験室が展示した材料が「非一般的」で、「さまざまな製造工業の基礎研究と潜在的な技術応用に新しい視野を開いた」と伝えている。

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