野生ラクダの生活習慣をより適切に観察し、絶滅危惧種を保護するため、新彊羅布泊野生ラクダ国家級自然保護区管理局の科学研究員は、今年から赤外線カメラを使用して野生ラクダの観測を開始する。

　野生ラクダの学名は野生フタコブラクダで、地球上最も劣悪な気象条件の下で苦しく生存している珍稀動物である。専門家の推計によると、世界中の野生フタコブラクダは１,０００頭足らずで、ジャイアントパンダよりも数量が少なく、中国で国家一級保護動物に指定され、国際自然保護連合が発表したレッドデータブックで絶滅危惧種に挙げられている。