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宮崎駿監督の引退は、現在の日本政治情勢と関係あるかも
2013年 9月 16日14:43 / 提供:東方ネット

 

 日本新華僑報網が13日報じたところによると、『風の谷のナウシカ』や『紅の豚』、『ハウルの動く城』でも、最新作の『風立ちぬ』でも、反戦は一貫したテーマだ。日本の右翼勢力の台頭している現在、率直な個性と鮮明な反戦態度で、宮崎監督に多くの問題を招いた。宮崎監督の引退は、現在の日本政治情勢と無関係ではない。

 6日は、無数のアニメファンにとって、忘れがたい日だ。アニメの巨匠の宮崎駿監督が東京のホテルで、引退を発表した。これまでも、引退の意向を数回示したことがあるが、「今回は本気です」と聞いた時、ファンたちは涙を流した。

 宮崎監督が参加して製作した映画作品は、日本国内チケット収入だけでも1000億円に達した。最新作の『風立ちぬ』は表現が好調で、3週間連続で、チケット収入が上位を占めた。この良い情勢で、このアニメの巨匠はなぜ引退するのか?

 宮崎監督の説明によると、年齢がメーンの理由だ。「『風立ちぬ』は5年間かけて製作した。もうすぐ73歳になる。もしこの製作ペースで計算すれば、次の作品は少なくとも5年以降になり、その時は80歳に近くになる」と。エネルギーが減退するのは事実だ。

 もちろん、宮崎監督の引退は現在の日本政治情勢と無関係ではない。作品は反戦がテーマになった。日本が中国侵略戦争を発動したことについて、恥じだと数回語った。右傾化する安倍政権下の日本に「失望した」と語った。日本の最高政治指導者らの歴史意識の不足と頑固な信念は、驚くべきことだ。深刻に考えていない人々は、憲法を勝手に修正するはずではない。それで、宮崎監督は反日と裏切り者と批判された。右翼勢力との戦いは、宮崎監督の数多くの精力を消耗し、心も体も疲れさせた。同監督はこのほど、その人らに、東京五輪のPRビデオを製作しないと語った。この時、宮崎監督の引退は日本アニメ業界の環境の複雑さも見せ、日本アニメの発展の趨勢を心配しているようだ。

(編集:曹 俊)

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