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中国陸上期待の新星・張培萌選手、日本選手に怯まず
2013年 5月 22日10:17 / 提供:人民網日本語版

 2013年世界陸上競技連盟(IAAF)ワールドチャレンジミーティングス北京大会が21日、国家スタジアム(鳥の巣)で開幕する。男子100メートルで国内記録を持つ張培萌選手は20日、記者会見の席上で、「記録の上では、日本人選手に及んでいないが、自分は決して怯まない」と試合前の強い意気込みを示し、鳥の巣で21日に行われる男子100メートル走では、満足のいく結果を出したいと語った。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。  

 先月27日に開催された中国全国陸上競技大会?広東肇慶大会の男子100メートル決勝で、今季初の屋外試合に臨んだ張選手は、10秒04のタイムで優勝、2011年に蘇炳選手が出した国内記録10秒16を0.12秒も短縮した。だが、そのわずか2日後、日本の高校生?桐生祥秀選手(17)が、張選手の記録を凌ぐ10秒01を叩き出した。  

 張選手は、「記録を見ると、我々中国の短距離陣は、個人競技?リレーのいずれにおいても、日本に遅れをとっていることは認めざるを得ない。だが私は、過去に日本人選手と同じレースで走った時に、彼らに負けたことは一度もない。だから、彼らより劣っているとは全く思っていない」と語った。さらに、「現在、男子100メートルのアジア記録保持者は日本人だが、彼らと直接対決すれば、勝つ自信がある」と続けた。  

 個人競技については、日本人選手に怯む様子を微塵も見せない張選手だが、北京五輪陸上男子4x100メートルリレーで日本が銅メダルを獲得したことについては、中国が見習うべき点があると認めている。  

 張選手は、「中国が日本を手本にすべきことは、4X100リレーのバトンパス技術だ。彼らはいずれも、個人としての実力は世界レベルに達していないが、リレーでは、世界のベスト3に入った。これは、確かに不可解な現象だ。彼らは、各自のスピードの遅さを、高度なバトンパス技術で補っている」と指摘した。  

 21日のIAAFワールドチャレンジミーティングス北京大会において、張選手が日本人選手と直接対決することはないが、アテネ五輪陸上男子100メートルで金メダルを獲得した米国の短距離走者ジャスティン?ガトリン選手に挑戦するチャンスがある。張選手がガトリン選手に挑戦するのは、これが2度目となる。今月18日に行われたIAAFダイヤモンドリーグ上海大会男子200メートルにおいて、ガトリン選手は20秒21のタイムで準優勝、張選手は20秒47で第4位に入り、過去17年間破られることのなかった男子200メートルの国内記録が0.07秒縮まった。この記録は、張選手が最近3カ月以内に叩き出した3番目の国内新記録だ。3月に行われた全国室内陸上競技選手権大会北京体育大学大会でも、張選手は、男子200メートル室内国内記録を更新した。

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