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「北京大学生電影節」、フォン・シャオガン監督「一九四二」が作品賞
2013年 5月 14日16:57 / 提供:新華網日本語<

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 2013年5月13日、中国で開催される注目の映画祭の一つ、第20回北京大学生電影節が授賞式を開催。現役大学生から選ばれた各賞の受賞者が発表された。

 今年で20年目を迎えたこの映画祭は、名前が示すとおり北京の現役大学生たちが、好きな作品や俳優・女優を選ぶもの。映画界が若者に与える影響がリアルに反映されるとして、高い関心を集めている。

 毎年、最大の注目を集めるのは、大学生に最も歓迎された俳優賞および同女優賞。俳優賞は、昨年公開で中国語映画史上歴代トップの興業収入を記録した「Lost in Thailand」から、ワン・バオチァン(王宝強)が選ばれた。女優賞には、映画「白鹿原」のキティ・チャン(張雨綺)が選ばれている。「白鹿原」は昨年の第62回ベルリン国際映画祭のコンペ部門出品作。キティ・チャンは同作出演をきっかけにワン・チュエンアン(王全安)監督と結ばれ、ゴールインしたばかりだ。

 最優秀作品賞に選ばれたのは、フォン・シャオガン(馮小剛)監督の歴史大作「一九四二」。1942年の大飢饉を軸に、第2次大戦下の混乱きわまる中国と民衆の姿をリアルに描いた作品だ。中国映画界きってのヒットメーカーとされるフォン監督の渾身の一作だが、昨年の公開当時は興行面での大コケも話題になった。しかし、現役大学生からは高く支持されたようだ。

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