映画の足跡:
唯一のコンサートより、レスリーは上海での「映画の足跡」がより豊富だ。『花の影(中国名:風月)』『新・上海グランド(中国名:新上海灘)』『追憶の上海(中国名:紅色恋人)』など数部の映画が、上海の数カ所でロケした。
上海影視楽園
松江車トンに位置する上海影視楽園(旧称:松江車トン影視基地)は、中国十大影視基地の一つだ。レスリーが主演し、チェン・カイコーが監督した『花の影』は、1994年にここで撮影した。『花の影』での「天香里」は当時の映画を築いた。その後、1995年の『新・上海グランド』、1998年の『追憶の上海』でも、ここで撮影した。今でも使用されている。現在、「保善街」に改名した。
写真:映画『新・上海グランド』が、1995年に上海影視楽園で撮影
写真:映画での実景
沙遜別荘
沙遜別荘は上海虹橋2419号にあり、龍柏飯店1号楼。
上が『追憶の上海』の場面、下が沙遜別荘の実景
1998年、葉大鷹監督の『追憶の上海』が、沙遜別荘で撮影された。映画で、レスリーが演じた革命者は妻と最後の別れをしたところだ。
レスリーの写真集『慶』に収録された沙遜別荘
和平飯店
改築された後の和平飯店八角形ホール
1994年、『花の影』は和平飯店で撮影した。撮影の時、レスリーも、和平飯店に泊まった。レスリーは取材で、20、30年代の上海が非常に好きだと語った。「上海に来るチャンスがあれば、和平飯店へ行って、静かなホールで、イギリスの紅茶を飲んだり、ピアノを聞いたりすることが好きだ。窓からバンドの古い建築を見て、身の回りの男女の上海語を聞いて、遠くから伝わってくる騒がしい音などで、大都市の呼吸と脈を感じる」と述べた。
上:映画『花の影』での和平飯店
下:和平飯店の実景
瑞金賓館
映画『花の影』での瑞金賓館 上が映画のシーン 下が実景
瑞金賓館の連体別荘の1号楼は、『花の影』のロケ地だ。レスリーが演じた「小謝」の初登場のところだ。
また、上海の東湖賓館、ガーデンホテル、錦江飯店など著名なホテルも、レスリーの映画でのシーンあるいは上海での臨時休憩場所になった。
上が緑瓦ビルの実景、下が『追憶の上海』での緑瓦ビル
上海体育学院の緑瓦ビルは、同大の建築物だ。映画の『追憶の上海』はそこで撮影した。
上海影城:一歩ずつ、おしゃれで、余裕がある
1998年9月25日、映画『追憶の上海』の上海影城で、試写会は行われた。それもレスリーが映画のPRで試写会を行った2回目だ。「上海に来て非常にうれしい。上海で数部の映画を撮影したことはある。お世辞を言いすぎる必要はない」と、レスリーは正直に述べた。
(編集:曹 俊)