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中国人作家の閻連科氏、ブッカー国際賞にノミネート
2013年 1月 28日15:24 / 提供:新華網日本語

 ブッカー国際賞の選考委員会は24日、当賞の2013年における候補者作家リストを公布し、その中に中国人作家の閻連科氏がノミネートされているとのことだ。  

 当賞の選考委員会のクリストファー・リックス(Christopher Rix)審査委員長は当日、インドから来たU.R.Ananthamurthy氏、米国のリディア・デイビス(Lydia Davies)氏とスイスのピーター・スタム(Peter Stam)氏などを含む9カ国の作家10名がノミネートされたと宣言した。  

 今年のブッカー国際賞のノミネートはインドのラージャスターン州で行われたジャイプール文学祭の開幕当日に公布されたものだ。『千年の祈り』(『千年敬祈』)と『漂泊者』の作者で在米華人女流作家の李翊雲氏は今回のブッカー国際賞選考委員の一人となっている。  

 ブッカー国際賞は2年ごとに1回公布され、賞金は6万ポンド(約59万人民元)だ。在世の作家なら国籍を問わず、倦まずたゆまない創造性を備え、またかつて英文で著した或いは英訳で作品を発表さえすれば、ともに選考に参加資格がある。選考には作品のある一部分ではなく候補者の全作品が考慮されるという。  

 ブッカー国際賞はイギリスで最も権威のある文学賞であるブッカー賞に追加が施されたものだ。ブッカー賞は毎年1回公布され、受賞者はイギリス、アイルランドとその他イギリス連邦諸国の作家に限られているという。この2つの賞はそれぞれ2つの相対的に独立した審査システムにより審査が行われるとのことだ。

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