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大学生が「蛇型ロボット」発明、災害時の捜索に利用可
2013年 1月 9日9:44 / 提供:新華綱日本語

 

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 2013年1月7日、前だけでなく横方向にも自由自在に這って移動でき、障害物を乗り越えることもできる―。東南大学成賢学院の学生はこのほど、2年にわたる開発を経て、災害捜索救助用「蛇型ロボット」を発明した。

 このロボットは、設計から組立まですべて学生が主体となって開発したものだという。東南大学の機械学院准教授であり、技術顧問の楊●(ヤン・シュウ、●は土偏に序)氏は「ほとんどのロボットは障害物にあたったらそれを避けて進むが、この蛇型ロボットは障害物を乗り越えることができる。地形の変化にしたがって自動的に体の形を変えられるため、劣悪・複雑な環境下で特に実用的だ。このため、このロボットは『自己再構成ロボット』とも呼ばれる」と語った。同ロボットは災害時の捜索救助や偵察にも利用できる。

 同ロボットの開発における最大の難題はエネルギー供給だ。楊准教授は「蛇型ロボットは16の関節から構成され、それぞれの関節にモーターが2つ設置されており、多くの電力が必要だ。バッテリーを搭載すれば重すぎる上にサイズ面の制限を受けるため、今のところは長い電線をつなぐしかない。木に登るなどの動作や長時間の作業を実現するためには多くの電力を供給しなければならず、電線なしで作動させるのは難しい。これが今の難題だ。われわれはこれからもロボットにさらなる改良を重ねていく」と話した。

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