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日本軍の中国侵略前の文化準備に関する有力な証拠を発見
2012年 10月 23日9:41 / 提供:新華綱日本語

 先日、記者が山西省陽泉市の民間コレクター張貴銀さんの自宅で1928年1月に日本で発行された『常識百科集成』を見つけ、この本が日本が中国を侵略する前に段階別に行った文化準備であり、抗日戦争前の歴史研究において、得難い現物資料であることが分かった。

 60歳に近い張貴銀さんは、陽泉市のある企業の定年退職者で、コレクションに従事してから30年余りになる。

 張貴銀さんが記者に見せてくれた『常識百科集成』の表紙は淡緑色で、長さが約18.5センチ、幅が約10センチ、厚さが約3.5センチだ。張貴銀は、当本は落合二郎氏の編集で、修教社書院から出版され、発行人はその後の陸軍大臣で中将の中国侵略の元凶??『支那事変戦跡の栞』に題辞を記した一人の杉山元だ。当本は15の章に分かれ、それぞれ政治、法律、経済、社会、軍事などで構成されている。うち軍事知識が51ページ20のカテゴリーを占めている、と紹介した。

 張貴銀さんは、彼が文化的要素は日本の台頭における無形の推進であることを発見し、『常識百科集成』という本がその一つの縮図でもあると述べた。日本が軍事強国をひけらかすために、本の中では中国語で15箇所の師団に関する設置状況を長々と詳しく紹介してある(その他は全て日本語)。

 張貴銀さんは、『常識百科集成』の最も著しい特徴は、昭和3年(1928年)の1月に初版されてから、3ヶ月に満たない間に、16回も重版されたことで、世界印刷史上珍しいこと以外、最も説明できる問題は侵略者の切迫した心境とその動機であり、また日本が積極的に中国を侵略する準備を行った証拠の一つだ、と強調した。

 

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