台湾の人気ユニットS．H．Eが、所属事務所との契約更新を完了。さらに株主として経営陣に加わり、完全に根を下ろすことになった。聯合報が伝えた。

　女性3人組のアイドルユニットとしてデビューし、今年11年目を迎えたS．H．E。中華圏ではトップクラスの息の長さを誇るガールズユニットだ。今年は所属事務所・華研国際音楽公司（HIM）との契約満期を迎えるため、その動向が話題になっていたが、円満に再契約することに。さらに、株主としても経営陣に加わり、デビュー以来育ててくれた事務所に根を下ろすことになった。

　S．H．Eが11年間で事務所にもたらした利益は30億台湾ドル（約80億円）と言われ、まさに金の卵だ。メンバーの1人であるEllaの夫が芸能事務所を設立し、S．H．Eをまるごと引き抜くという予測もあったが、11日の会見で、Ellaはこれを完全否定。11年も在籍した事務所のスタッフとはすでに家族同然だと話している。

　Selinaの大やけどによる活動休止を乗り越え、2年8カ月ぶりのニューアルバム「花又開好了」の予約販売が今月末にスタートする。この1年でEllaとSelinaが人妻になり、さらにパワーアップしたS．H．Eの活躍が期待されている。