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「ボールを抱いた男の子」がネットで評判に-6歳で開くスラムダンクの夢
2012年 9月 27日9:53 / 提供:新華網日本語

 【新華社北京9月26日】CBA(中国プロバスケットボールリーグ)西部遠征試合は完全燃焼に終わったが、バスケットボールが残した物語はまだ終わっていない。近日、2012年CBA西部遠征試合、西寧エリアでのチャリティ活動の中で撮影された写真がネット上で大反響を呼んでいる。まだらになったゴムのバスケットボール、砂ぼこりでいっぱいの運動場、そして頬杖をついて物思いにふける少年。これらは多くのネットユーザーに少年時代バスケットボールに抱いた夢を思い起こさせた。  

 写真が最初にウェイボー(微博、マイクロブログ)に掲載されると、わずか1時間のうちに100回以上リツイートされ、陳建州、胡雪峰、朱芳雨ら多くの有名人にも注目されリツイートされた。多くのネットユーザーがコメントを残し、こんな小さな子もバスケットボールをしたがっていることに感動したこと、自分も小さい頃ブランドのバスケットシューズや本革のボールは持っていなくても興奮してバスケットボールコートに向かったことを思い出した、と述べた。  

 写真の男の子の名前は陳国斌、わずか6歳半だ。西寧謝家寨小学校の就学準備クラスに通う国斌君の両親は出稼ぎに行っており、家ではおじいちゃんと二人きりだ。国斌君は普段から元気いっぱいで動き回るのが大好きだが、他の子どものように幼稚園の滑り台やシーソー、ブランコで遊びたがるのではなく、早くもバスケットに夢中になっている。  

 国斌君の両親は一年中出稼ぎで家を空けているので、息子の家での生活ぶりを心配しているものの、電話の度に祖父は子どもは全く問題なく良い子にしている、バスケットボールのおかげで国斌は悪習慣まで改めた、と言う。祖父の陳嘉良によれば、国斌は幼稚園に入る前はひどくやんちゃで手が付けられず、友達とあちこちでいたずらをしてはケンカになり、どんなにしつけても聞かなかったが、バスケットボールが好きになってからというもの全くそれが変わったという。  

 CBA西部遠征のおかげで国斌君は初めて間近でプロのバスケットボール選手に触れた。背の高いお兄さんたちを見て、国斌君の目には羨望と切望が溢れた。国斌君は自分も頑張って大きくなったらお兄さんたちのようにバスケットボールコートでスラムダンクをきめたい、と記者に話してくれた。

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