9月1日、中日国交正常化40周年を記念し、「スーパー夏祭りin北京2012」友好イベントが北京市内にある朝陽公園で開幕した。 　

　開幕式で文化省の趙少華次官は「今年は中日国交正常化40周年にあたり、中日国民交流友好年でもある。これまで行われた交流年事業は600件を越えているが、これは中日双方の共同努力の結果だと思う。今日開幕した『スーパー夏祭りin北京2012』では、日本の各地から集められた風習、観光名所、地元料理、流行の最前線などが披露される。これは中国の国民にとって様々な角度から日本の伝統と現代に触れる絶好のチャンスだと言えるだろう。それと同時に文化を架け橋として、よりすばらしい中日間の友好交流を通じ、われわれは両国国民の理解と友情を増進させるために努力をして参りたいと思う」と述べた。 　

　丹羽宇一郎在中国日本大使は「祭りを通じて日中両国民が心の絆を深める機会になることを期待する」と述べ、実行委員会委員長の米倉弘昌経団連会長も「東日本大震災から復興しつつある日本の姿を見てほしい」と挨拶を行った。 　

　このイベントはお祭りや盆踊り、屋台、各種パフォーマンス等を通じて両国の文化・人・食・地方等の交流を図ることで、「新たな出会い、心の絆」の具現化を目指すものであり、国交正常化40周年を記念するメインイベントと位置付けられている。 　

　また、一年前に発生した東日本大震災の際に中国から寄せられた物心両面の支援に対する感謝の気持ちを表明し、震災から復興しつつある元気な日本の姿を伝えることも目指している。 　

　イベントは2012「日中国民交流友好年」実行委員会の主催、「スーパー夏祭り」北京推進委員会、中国対外演出公司、中国文化部の協力によるもので、9月1日から9月2日にかけて行われている。