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12月人気単語の1位=金陵十三釵(写真)
2012年 1月 20日17:07 / 提供:

 毎月月末、百度(baidu)百科はその月のインターネット利用者の検索流用や単語の人気度により、ランキングを発表する。真実に社会の注目点を記録すると同時に、客観的にネット愛好者の集団意識を再現する。12月では、金陵十三釵、皆既月食、鳥インフルエンザ、PM2.5、王紫綺、膝に矢があたった体、安ブン、出血熱、秋コ(chill cool)スタイル、北闘衛星ナビシステムが入選された。

第1位:金陵十三釵 

 『金陵十三釵』は張芸謀が2011年に監督した戦争史詩映画で、厳歌苓の同名小説より脚色した。この映画は4年間かけて準備し、6億元が投資され、現在までの中国の映画に投資と制作で最大のものとなった。全世界市場を狙って、初めてハリウッド戦争特効チームと一流映画スターのクリスチャン・ベールが加わり、10人以上の新人も出演した。ストーリーの内容は、1937年の南京で、ある教会のアメリカン人神父と多数の女子学生、14人の戦火を逃れている水商売の女と命がけの軍人たちが、共に南京大虐殺に向き合った。この映画は中国を代表して第84期アカデミー賞の外国語映画賞選考に参加する。2011年12月15日に全国でロードショーとなり、同日に第69期ゴールデングローブ賞の外国語映画賞に入選した。  

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第2位:皆既月食  

 皆既月食は月食の一種で、月、地球と太陽が完全に一線になる時、月のすべての部分が地球の影に入り、表面がほとんど暗くなる場合を皆既月食という。10年来、中国で観測条件が一番良い皆既月食は2011年12月10日に発生した。  

第3位:鳥インフルエンザ  

 鳥インフルエンザはウイルスで引き起こされる動物感染症であり、一般的に鳥類に感染し、少数の場合が豚に感染する。1997年に香港で人間も鳥インフルエンザに感染されることが発見されて以来、この病症はWHO(世界保健機構)の高い注目を引いていた。その後、この病症はずっとアジアでまばらに発生したが、2003年12月から鳥インフルエンザは東アジアの多くの国で、主にベトナム、韓国とタイで多数発生し、さらにベトナムの多くの患者が命を落とした。現在は東ヨーロッパの国でも実例がある。2011年12月、香港で死んだ鶏が鳥インフルエンザに感染したことを発見し、警戒レベルは厳重に上げられていた。  

第4位:PM2.5  

 PM2.5とは大気の中の2.5μm以下の粒子を指し、また、肺進入可能粒物ともいう。直径は僅か人の髪の毛の太さの20分の1である。PM2.5は大気成分の僅かの一部だが、大気の質と視界での挙動に影響がある。大きな粒子状物質と比べて、PM2.5粒径は小さく、大量の毒質、有害物質が含まれ、大気中に長い時間存在し、流れる範囲も広く、人体や大気の質への影響がさらに大きい。2011年12月5日は、『環境空気の質標準』(2次意見募集稿)の締切で、新基準は2016年からに実施される。北京・天津・河北、長江デルタ地域、珠江デルタ地域や9都市は強制的に先にPM2.5データを発表する可能性がある。  

第5位:王紫綺  

 王紫綺、女性、重慶亮点喫茶店の実際管理人だった。2009年8月7日に、重慶市渝中区の警察が、大渓溝にあった「亮点」会所を処罰し、王紫綺らの容疑者も一緒に逮捕された。2010年8月11日に重慶市第五中級人民裁判所は、重慶「亮点」という売春場所の女マフィアのボス・王紫綺ら30人の「マフィア組織に関わる」案件の一審で、判決を下し、被告人の王紫綺に死刑の判決が下って、生涯政治上の権利が剥奪され、全部の個人財産も没収された。2011年12月、王紫綺は重慶で死刑が執行された。  

第6位:膝に矢があたった体  

 2011年12月、「私の膝に矢があたったままで」という言葉が、ネットで急速に大人気になった。この言葉は「上古巻軸5:天際」という人気のスタンドアローンゲームのNPC対話に出現頻度が一番高いので、愛好者からふざけて「上古5に各種の兵士があった経験」と呼ばれている。こういう文体も「膝に矢があたった体」という呼び名を冠されていた。  

第7位:安ブン  

 安ブン、元の名前は張静林で、蘇越の先妻であり、87版『紅楼夢』の晴?を演じた。安ブンは女優から歌手に、また徹底的に舞台の裏に入り、後は姿が見えなくなって、最後は脚本家として姿を現した。2011年11月、先夫の蘇越は北京市第二中級裁判所に契約詐欺罪で無期懲役の判決が下されたが、安ブンはweiboで、「むしろ彼と一緒に死んだ方がいい」と率直に話し、12月に蘇越を助けて金を調達して借金を返すために、正式に復帰することを明らかにした。  

第8位:出血熱   

 ウイルス感染の結果として起こる多様な症候群で、多くが高熱、出血や肝臓損傷を特徴とする伝染病で、主にユーラシアで発生し、健康を脅かす重要な伝染病である。80年代半ば以来、わが国の出血熱発病数は10万例を超え、2011年末に、山東青島が発病期に入り、12月27日までに140例が発見された。  

第9位:秋コ(chill cool)スタイル   

 2011年11月、「ある恋しい思いは待ちこがれるといって、ある寒さは秋コを忘れる」という言葉ははやっている。そして、秋コスタイルのしり取りもネットで大騒ぎになり、「英雄の出所を問わず、全部秋コをはく」などのコメディな短句が、ネットで流れてきた。秋コスタイルは2011年9月に現れ、11月にネットで大人気になった。  

第10位:北闘衛星ナビシステム  

 北闘衛星ナビシステムは中国自主研究?開発した地域性の3Dナビ衛星と通信システム(CNSS)で、アメリカのGPSとロシアのGLONASSに引き続き、3番目の成熟した衛星ナビシステムとなる。世界的範囲で天候、各種ユーザーに精密で頼れるナビサービスを提供でき、短文通信能力も備える。8番目と9番目の北闘衛星は2011年に長征3号甲搭載ロケットによって打ち上げた。2011年12月に、北闘衛星ナビシステムのスポークスマンの冉承其氏は、同システムは2020年に全地球をカバーすると発表した。

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(編集Y)

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