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「日中友好成人式2012」が、上海で開催
2012年 1月 10日10:03 / 提供:
記念写真

 上海日航ホテルで9日午後、「日中友好成人式2012」が開催された。これは日中両国の学生主体の初の成人式であった。そして、日中国交正常化40周年を迎える2012年に向けて、さらなる日中交流を促進していくという意味も含まれている。在上海日本総領事館の泉裕泰総領事、上海市人民対外友好協会の汪小シュ副会長、大学代表らゲストが、それぞれ祝辞を述べた。  

  泉総領事は、まず新春の挨拶をし、若者の成人を祝った。「今回、日中の未来である若者が上海で共同に式を行うことは、とても有意義なことである。新成人はまず感謝すべきで、今日の喜びを忘れず、これから社会人として成長してもらいたい。そして、日中国交正常化40周年に向けて、今日の初の成人式はとても頼もしい」と語った。  

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泉総領事

  汪副会長の挨拶では、まず新成人の成長を祝い、若者たちのこれからの活躍を期待した。そして、三つの言葉を若者に贈った。「まずは感謝すること、常に感謝の気持ちで、両親の育ててくれたことに感謝し、学校の先生の指導にも感謝し、そして友人、同級生の友情にも感謝すること。二つ目は夢を追うこと。自分の目標を達成するまで、良くがんばること。三つ目は責任を負うこと。家庭、社会そして国のために、努力して素晴らしい未来を作ってほしい」  

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汪小シュ副会長

  日中学生代表が宣言をした後、来賓と学生代表は鏡開きを行った。そして、和太鼓、三味線、筝などの日中の伝統的な文化を披露した。

  また、会場で日中文化交流を実施し、新成人や一般来場者に日中の伝統楽器の演奏やパフォーマンス、着物・中国服の着付けなどが体験できるイベントも用意した。

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鏡開き 

 この企画は、日中両国学生主体の「日中友好成人式実行委員会」が企画した、今年度に成人を迎える日本人留学生と現地の中国人学生を対象とした成人式である。日本人留学生は新年早々、期末テストシーズンを迎えるため、日本で成人式を迎えられない人が多い。上海初の成人式を開催することで、新成人を祝福し、また新成人としてのケジメをつけると同時に、日中国交正常化40周年を迎える2012年に向けて、さらなる日中交流を促進できればと考えたという。   

(兪静斐 写真も)