Home > ニュース > 文化芸能  >  中華圏の芸能人長者番付発表 大陸部が優勢に
中華圏の芸能人長者番付発表 大陸部が優勢に
2011年 12月 28日17:08 / 提供:人民網日本語版

 中国の週刊誌「南都娯楽周刊」が27日、中華圏の30歳以下の芸能人を対象にした2011年度版の長者番付を発表。中国の超人気女性ポップス歌手・李宇春(リー・ユィチュン)が最もお金持ちの芸能人に輝いた。李宇春の年收は5110万元(約6億2千万円)で、2位は同じく女性歌手の張◆穎(ジェーン・チャン)の4667万元(約5億6千万円)、3位が台湾の超人気女性ユニット「S.H.E」のメンバーHebeの4250万元(約5億1千万円)と続いた。北京のタブロイド紙「京華時報」(電子版)が報じた。  

 昨年、年間総收入6250万元(約7億5千万円)でトップに輝いた中国一の美人女優 ・範氷々(ファン・ビンビン)は、今年31歳になったため対象外となってしまい、人気?実力ともに申し分のない李宇春にトップの座を譲った。  

 同番付のトップ10に入った中国大陸部のアイドルは昨年の3人から5人に増えたことに加え、「ドラマ女王」として大ブレイク中の楊冪(ヤン・ミー)や男性歌手韓庚(ハン・ゴン)、人気女優で歌手の王珞丹(ワン・ルオダン)など新しい顔ぶれが並び、中国圏の芸能界の中心が中国本土に移っていることが浮き彫りになった形となった。このように中国大陸部の芸能界が盛り上がりを見せているのに対して、香港の芸能界は下火になりつつあるようで、同地域で活躍する女優で歌手の蔡卓妍(シャーリーン・チョイ)や男性ソウル・R&B歌手方大同(カリル・フォン)の年收は昨年に比べて400万-500万元(約5千万-6千万円)ダウン、年收が500万元に達している30歳以下の芸能人も6人のみとなった。  

 また番付入りした中国大陸部の芸能人の平均年齢は25.9歳であるのに対し、香港は26.1歳であることや、香港の“大富豪” 蔡卓妍も来年30歳になることから、中国大陸部の芸能人のさらなる台頭が今後見込まれる。注目したいのは、中国の芸能プロダクション「星輝公司」との契約を解約したことで話題になった人気女優・張雨綺(キティ・チャン)の年収が、テレビCM出演などの收入が激減したにもかかわらず、各種ブランド活動に出席するだけで500万元を軽く超えたことだ。韓庚も昨年、韓国のアイドルグループ・スーパージュニアを脱退し、人気タレントとして育ててくれた韓国に対し「恩知らず」と大バッシングを受けたにもかかわらず、今年トップ10したのを見ると、中国の芸能界は“ほとぼりが冷める”のが早いようだ。

*◆は「青」+「見」  

関連記事