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重慶で2カ所の大規模な新石器時代遺跡を発見
2011年 6月 21日14:50 / 提供:新華網日本語=中国通信社

  【新華社重慶6月21日】重慶市の広陽島で先ごろ、比較的大規模な新石器時代の遺跡2カ所が発見された。  

  重慶市文物考古研究所によると、今回発見された沱湾遺跡と陳家湾遺跡は分布面積が広く、文化堆積層が厚いという。重慶市中心部で見つかった新石器時代の遺跡としては珍しい大規模な遺跡で、多くの新石器時代の土器片が採集された。  

  考古専門家によると、これらの遺跡の発見は重慶地区の新石器時代文化の研究にとって貴重な資料となるもので、出土した土器片も得難い実物資料となる。

 広陽島は重慶市南岸区峡口鎮に位置し、長江の中州としては2番目に大きく、総面積は5?92平方キロにのぼる。重慶市中心部に現存する中州としては面積が最も広く、環境も最も良い。

  専門家は次のように述べた。今回の広陽島での発掘調査では、比較的規模の大きい新石器時代の遺跡2カ所に加え、比較的規模の大きい漢〜六朝時代の墓群も1カ所発見され、車輪紋やひし形紋が描かれたレンガが数多く出土した。空港施設、将兵の兵舎や宿泊施設などの建物を含む広陽島空港抗戦遺跡群は、南西地区で初めての空港で、抗日戦争時代に重慶を守る上で重要な役割を果たした。この遺跡群は重慶が抗日戦争時代に副都であったことを示すもので、中華民族が外敵の侵入に徹底的に抗戦したことを示すものでもある。重要な歴史的価値と愛国主義教育としての意義を持つ。  

  広陽島での考古発掘調査は現在も続けられている。

 

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