フランス籍ベトナム人のトラン・アン・ユン氏を監督に、松山研一、菊地凛子、水原希子が主演する、村上春樹の同名小説を改編した映画・『ノルウェーの森』が、このほど映画局の審査を受けてまもなく中国で上映される。また、トラン・アン・ユン監督は招きに応じて、今回の上海国際映画祭金爵賞の審査委員を担当し、この場を借りて、中国観衆と近距離で交流する。

　『ノルウェーの森』の監督になるのは、世界のファンの間でホット話題になった。それに対し、トラントラン・アン・ユンは言葉がバリアではないが、それも芸術の効果であり、芸術はこのバリアを超えるように存在している。芸術は分かち合い、意思疎通に用いる。芸術は我々に理解しにくいものを理解させる。それは芸術の美妙さだ。

　同映画は試写会の前に、上海映画祭（６月中旬開催）で、繰り上げて１回の上映される。トラン・アン・ユン監督も会場に赴いて、男優の松山研一も日本から来るという。

（編集：曹　俊）