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「草の根」訳者、『夢探偵』を中国語に翻訳
2010年 11月 26日9:11 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 このほど、日本の作家筒井康隆氏の名作『夢探偵 (「光る話」の花束) 』の中国版が出版され、人気を呼んでいます。翻訳者は筆名「丁丁虫」というソフトウェア会社のサラリーマン。丁丁虫は仕事の関係で日本語を習得し、よく日本へ出張している。2004年日本で買ったSF小説を自ら翻訳し、雑誌に掲載されたことがきっかけで、好きな日本語小説を翻訳するようになり、現在までに小説を5冊出版している。

 「最初は趣味で好きな小説を翻訳し、ネットに載せ、だんだん人気が出てきたら、出版社から連絡が来るようになった。でも、本業の収入と比べれれば、翻訳の収入は非常に少ない。経済的な利益よりは個人の趣味で翻訳を続けてきた」と丁丁虫は言っている。

 最近、丁丁虫と同じく、本業を持ちながら、趣味で外国語の小説を翻訳する「草の根」訳者が読者と専門家に好評を博している。大手の上海訳文出版社から出版されている小説は、半分がこのような「草の根」訳者の作品。