国際ドキュメンタリーMIDA白玉蘭賞の授賞式が昨今、第16回上海テレビ祭で行われた。中国の顧桃監督の作品「オルグヤ・オルグヤ」が自然部門で優勝した。 　

　同作品を選んだ理由について、審査委員会は「楽しく観賞できた。われわれの心を掴め、自然部門ドキュメンタリーの定義を広めてくれた。そして、この土地に住み着いている人々がいかにして自分と家族の絆を維持しているかを、教えてくれた。この絆が切られたら、悲劇が避けられないだろう」としている。 　

　授賞式で、顧桃監督は「大興安嶺に生んでくれた親に感謝する。中国人として誇りに思っている」と感無量だった。 　

　今年のMIDA白玉蘭賞は、4部門に分けられており。現代人の社会活動と生存状況を記録する「社会部門」、マクロ歴史または個人の歴史を描く「歴史伝奇部門」、自然界の動植物の生存への注目または自然保護意識の喚起の「自然部門」、アジアが製作し、アジアをテーマとする「アジアドキュメンタリー部門」だ。

（編集：章坤良　写真：根河市）