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人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の作者 登山中に転落死
2009年 9月 21日13:12 / 提供:

 人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の作者の白井儀人氏(51)の死亡が確認された。白井氏は11日朝、群馬と長野県の境にある荒船山へ向かうと家族に告げたのを最後に、行方不明になった。群馬県警は捜査手配があった12日から荒船山周辺で捜索を始めた。17日に捜索範囲は日本全国に広まった。19日午前10時30分ごろ、群馬と長野県の境の荒船山の中で、男性の死体を登山者が発見した。警察の捜査によると、発見された遺体は損傷が激しく、靴が近くに散乱し、服もボロボロだったという。20日に発見された男性の遺体は、人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の作者の白井氏本人だと確認された。

 白井氏のカバンの中には、カメラや電気の切れた携帯電話などがあり、遺書は入っていなかったという。白井氏は1958年4月21日に静岡県静岡市生まれで、埼玉県 春日部市育ちだった。1977年に埼玉県 春日部工業高等学校を卒業した後、アルバイトをしながらデザイン専門学校に通っていたが、同校を中退した。1900年8月から、「クレヨン新ちゃん』の連載を始め、その後、「クレヨンしんちゃん」が人気になり、映画化されて大ブームとなった。

 『クレヨンしんちゃん』は、朝日テレビで1922年4月13日から放送され、現在も放送中だ。海外でも翻訳されたり、映画が公開されたりしている。主人公は、5歳の幼稚園児野原しんのすけで、しんちゃんの視点から、社会現象を表した白井氏も、大人気の作者になった。                         

 (編集:尹如奕)