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オノ・ヨーコ:人々はレノンの妻であるために憎む 「憎しみを愛に」
2008年 11月 22日15:50 / 提供:

 「この世界には、数多くの人が憎んでいることを知っているが、それはレノンの妻だったためだ。しかし、私は憎しみを愛にする」と21日、世界的に有な現代芸術家のオノ・ヨーコは上海で語った。可・現代芸術センターで「FLY・飛ぶ」という芸術展を開いた。これは75歳のオノの、中国での初の個展である。しかし、もう一つの身分も忘れられない――元ビートルズのヴォーカルであるジョン・レノンの未亡人なのだ。  

 オノは、世界には自分を憎んでいる人は多く、それはレノンの妻になり、またその後の生活のことを指していると語った。1969年、レノンと結婚したことは世界を驚かせた。オノにアイドルを「奪われた」ため、嫉妬で憎しみが起きた。最も大切なことは、このことでビートルズの内輪もめに影響し、1980年、レノンはアメリカで暗殺されるまで、この事件と関わる疑問を持った人は多かった。約40年経ったが、上海に来たオノは、この事件についての非難を軽く見るようになったという。  

 オノの作品は従来、前衛先鋒と認められ、理解されないのが常態を思われた。「時々、私も孤独に感じた」オノは、21日「でも一人ひとりは自分なりで、決して他人の身から自信をもらうわけではない。私は前衛アーティストではなく、ただ自分自身である」と語った。                          

(編集:兪静斐)